図表番号
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A−00
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高架中心線上スラブ底面下1m(A)点での騒音分析値の比較。1.25kHz以下の低周波音域で、
スラブ面の振動音が大幅に減少し、オーバーオール値(AP値)で、9.2ホン(dBA)低くなっている。
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A−01
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上り軌道直下スラブ底面下1m(B)点での騒音分析値の比較。
前図(A−00)と大差ない変化を示し、AP値で8.3ホン下がった。
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A−02
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上り軌道直下地上1.2m(C)点での騒音分析値の比較。
高架下の高さ(約8m)に応じた反響音(40Hz、80Hz、160Hz)が多少増幅されるが、効果は同等でAP値で8ホン下がった。
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A−03
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上り線側25m地点地上1.2m(D)点での騒音分析値の比較。
(ひかりの場合)
低周波音域も平均して低くなったが、400Hzの固有振動音が表れる。これは列車自身が出す音
とは考えがたく(500Hzや200Hzでは大幅にレベルが下がっている)、構造物の固有振動音と考え
られ、既設の防音壁面の板振動音の可能性が強い。・・・別途に振動と騒音の関連を調査する。
1kHz以上の高音域帯でも暗騒音レベル近くまで低下しているのは、やはり高架構造のスラブ
振動に起因する音が減ったものと思われる。
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(イ)
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施工前上り線側の0m(C)点と25m(D)点での騒音分析値の比較。
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(ロ)
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施工後上り線側の0m(C)点と25m(D)点での騒音分析値の比較。
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(イ)と(ロ)の何れでも、25m地点(D)点の騒音が、0m(C)点の騒音
と連動して変化していることが裏付けられる。従って施工前の25m地点での
騒音レベルを支配していた500Hz〜1.25kHz( )印付近の音は構造体の
振動音であり、AP値79.2ホンは施工後には73.1ホンまで約6ホン下げ得る条
件が作り出されている。ここで更に前述の400Hz近傍の振動音源対策が加えら
れれば、更に約3ホン程度の減音も可能となり、70ホン以下のレベルを確保することができる。
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A−05
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施工後上り線側25m地点(D)点での騒音分析値の比較事例(ひかりの場合)。
スパーク音の多い事例(ひかり330号)と少ない例(ひかり234号)。
スパーク音は500Hz以上の高周波成分が多く、施工後でもこの音が騒音レ
ベル(80ホン)を支配している。施工前は構造体の振動音とほぼ同一レベル
であったことも裏付けられた。
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