大学内にある合同教室では、空調機の騒音が漏れ出し、 授業にも支障をきたすとのことで、ラスクを用いて対策しました。 |
横浜女子短期大学の3階合同教室は、平面図のごとく空調機械室が教室後部席の壁に配置され、 さらに同壁面に吸気口(1800×1000mm)が開口している。吸気口の背後には吸気消音チャンバーが設置 されているが、空調機運転中は機械室から吸気口を通じて同教室に機械騒音が大きくもれ、後部座席 での講義聴取に支障を来たすほどであった。この漏洩騒音に対する対策として、遮音・吸音材「ラスク」 を適用することにした。 |
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対策方法 |
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測定機器
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測定結果を図2(A特性)、図3(C特性)に示す。図2の周波数特性図(聴感特性)より次のことが言える。
合同教室の吸気口(図中のNo.②地点)での騒音レベルは、オールパスで11dBと大幅な騒音低下が
達成された。この結果、吸気口付近の座席においても十分講義を聴取することができるようになったと言える。
吸気口の騒音が低下した結果、改善工事以前にはマスキングされて聞こえなかった各アネモデイフユーザーからの
空気吹出音が気になるようになった。 |
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