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RASK Board Kit

鋳鉄ラスク,ノイズ音対策、振動対策に使える
ニューラスク(アルミラスク) ラスク製品の素材です。

独自にオーディオ機器、オーディオルームをチューニングできます。

鋳鉄を原材料にした鋳鉄ラスクは、振動吸収特性、吸音特性、遮音特性等の効果を示すことから、スピーカーエンクロージャー内部の整音材やスピーカーシステム及びプレーヤー、アンプなどの制振材としてご使用いただけます。
アルミを原材料にしたニュ−ラスク(アルミラスク)は、特に吸音特性が優れていて、軽量であること から、オーディオルームの音場調整材としてお使いいただけます。

これらのボードキットは、オーディオ機器あるいはオーディオルームの調整用に、皆様が 独自にお使いいただくための商品です。

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※ 価格は、消費税10%税込み価格で表示しています。

B-6030

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BF-3020

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BF-2010

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B-6030
標準価格:22,000円
寸法:600(W)×300(D)×10(H)mm
重量:7.0kg

BF-3020
標準価格:9,460円
寸法:300(W)×200(D)×10(H)mm
重量:2.4kg

BF-2010
標準価格:3,190円
寸法:200(W)×100(D)×10(H)mm
重量:0.8kg

NW-6030

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NW-6030
標準価格:18,700円[10mm]
      ----廃番----円[6mm]
寸法:600(W)×300(D)×10[6](H)mm
重量:2.0[1.5]kg



ラスクボードを使ったスピーカー

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bk bk  スピーカーユニットはコーン紙やダイヤフラムの前方に発しているのと全く同じ音圧を 背面にも発しています。この背面の音圧−背圧−はエンクロージュア内部に閉じ込められ、 数々の悪影響をシステム全体に及ぼしているのです。
 例えばエンクロージュアの板共振、内部の空洞共振による定在波の発生、さらには内部の反射音が コーン紙等を通って外部に漏れ出す現象等々。これらはいわばスピーカーシステムにとっては宿命的な 問題です。
 こうした悪影響をラスクはエンクロージュアに挿入するだけで効果的に取り除きます。 これまでのグラスウールでは処理しきれなかった低音成分をも効果的に吸音しますので、グラスウール等 の吸音材と併用すればエンクロージュア内部にオ定在波を低減に到るまで除去できるわけです。
 さらに、剛性が高く内部損失のおおきな「ラスク」は内部に貼り付けることによって板振動の 振動吸収材、エンクロージュアの補強材としても大きな効果を発揮します。
 これらの効果は、まずウーファーコーンの動きがスムーズになり豊かで引き締まった低音再生を 可能にします。同時に定在波による高調波歪が抑えられ、中高域も抜けの良いクリアーな音質が得られます。 さらに箱鳴りの防止によって、引き締まった低域と分解能の高い中高域が一段と際立ってくるわけです。


●ラスクボードご使用にあたってのご注意
ラスクボードは鋳鉄で作られていること、多孔質(空隙が多くある)といっても 重いこと、鉄粉がこぼれ落ちやすいこと等を踏まえて以下の事項にご留意ください。

  1. ラスクボードはラップ(台所用品)とか、薄手の布でくるんで使っていただきますと 鉄粉落下を防止することができます。性能に問題はありません。
  2. ラスクボードはジグソウや金のこで切断したり、ドリルで孔を開けることができます。 切断面はボンドなどを塗って固め、鉄粉が落下しないようにしてください。
  3. ラスクボードの原材料は鋳鉄ですので常態では酸化皮膜で覆われていますが、水がかかると 当然、赤錆が出ますので水気には十分ご注意ください。ただし、赤錆が出てもラスク自体の性能には 問題ありません。ラスクボード周辺に対する赤錆の影響にご注意ください。
  4. ラスクボードは曲げ力に対して構造的にあまり強いものではありません。強く曲げると割れることが ありますが、万一割れても、ラスクの性能、効果は変わるものではありません。そのまま 並べてお使いください。

ラスクボードの使い方(その1) − 市販のスピーカーに装填される場合
一番手軽で効果の上がる方法は、エンクロージュア内に取り付けてある吸音材はそのままにし、 その上にラスクボードを立てかけるやり方です。エンクロージュア内の余分な音圧をラスクが吸収し スピーカーユニットのコーン紙の動きがスムーズになるため、音の分離がよくなってクリアーに なります。特に低音域に効果的です。

  1. エンクロージュアからスピーカーユニットをはずし、エンクロージュア内のすきまにラスクボード を入れる。
  2. もしエンクロージュア内に吸音材が一杯充填されていて、スピーカーユニットの裏側にラスクボードを 入れる隙間がない場合は、中の吸音材を1〜2パック取り出してください。
  3. ラスクボードを入れる位置には特に神経を使う必要はありません。中で倒れないように置きさえすれば よく、密閉型でもバスレフ型でもユニット(ウーファー)の真後ろにやや斜めに立てかけるのが一般的で、 効果的です。
  4. ユニットをはずす代わりにダクト穴を利用してラスクボードを入れても効果があります。
  5. エンクロージュアに入れるラスクボードの量は大型のエンクロージュアでは、内部面積の5〜6%を目安 としてください。
  6. 200リットル以下の中・小型のエンクロージュアについては、グラフをご参照ください。

ラスクボードの使い方(その2) − スピーカーエンクロージュアを自作される場合など
スピーカーエンクロージュアを自作される場合には、一通りの構造が完成してから 下記の要領でラスクボードをご使用ください。
また、お手持ちのエンクロージュア全体の音色、バランスが多少変わっても(もちろんこれはチューニングで改善されますが)あくまでスピーカーユニットにフル能力を発揮させたいときはエンクロージュア内部に装填済みの吸音材をすべて出してしまってからラスクボードをご使用ください。
作業手順は次の通りです。

  1. まずエンクロ−ジュアの強度が不足している箇所を捜して下さい。エンクロージュアを外からたたいて、 ポコポコという音で強度不足を感じさせる箇所があったら、そこがラスクボードを取り付ける位置の目安と なります。
  2. 取り付け位置の目安がついたら、ラスクボードに1〜2箇所穴を開け、内側からネジで仮止めしてください。 この状態でエンクロージュアを再び外からたたき、コツコツという硬い音に変わっていれば補強効果があがっているとみて差し支え ありません。
    一般的にエンクロージュアで強度が不足しがちなのは、
       
    1. スピーカーバッフル(フロントパネル)
    2. リアパネル
    3. 両側面

    の順であり、天板および底板の強度が不足することはあまりありません。エンクロージュアをたたいても 強度不足が良くわからない場合は、この順番を参考に取り付け位置を決めてください。
  3. 取り付け位置が決定しましたら、ラスクボードをネジでそsのまま固定するか、エポキシ系の接着剤を を使ってエンクロージュア内部に接着してください。(接着剤は数箇所の点接着でよく、全面に接着する必要は ありません。)
  4. ラスクボードの使用量は300リットル以上の大型のエンクロージュアでは内部表面積の15%を目安としてください。
  5. 200リットル以下の中・小型エンクロージュアについてはグラフをご参照ください。


グラフの使い方 − 例 エンクロージュアの内容積が80リットルの場合
市販の標準スピーカーシステムにおいて当初より用いられている吸音材をそのままにして、 ラスクを追加装填して調整を行うものとしますと、機種により、また聞かれる温情によりラスクの使用量は変わりますが 、概略図中の①②の範囲内(ラスク装填量0.06〜0.12m)にあると推定できます。
基本的な調整方法は、まず一方(R、Lどちらでもよい)のエンクロージュアに基本量、即ち①の量を入れ、 モノラルにしてRとLのスピーカーの音を交互に聞き比べてください。次にさらに同じスピーカーにラスクを追加し、 同様に聞き比べてください。このようにして②の量になるまで同じスピーカーに追加しながら、そのつど聞き比べてください。 その結果大略①と②の範囲内であなたの最も好みに合ったすばらしい音を見つけることができます。
bk そのときのその量がラスクの最適装填量になります。それと同量のラスクをもう一方のスピーカーに入れて完了です。
なお、ラスクの面積が同じであれば、大型ラスクと小型ラスクによる効果の差異はありません。

ラスクの商品(ラスクボードキット)の面積は以下の通りです。

ラスクボードキット
BF−2010 : 0.02m
BF−3020 : 0.06m
 B-6030 : 0.18m



ラスクボードを使ったリスニングルーム その1

ラスクとグラスウール、それぞれを用いて吸音処理を行うと、右図(上)のような違いが生じます。

グラスウールの場合、既存の壁(剛:堅い壁)に、50mmのグラスウールを貼り付けますと、吸音率は、図のように低音域から 中音域にかけて上昇し、高音域では0.8〜1.0といった相当大きな値になります。このようになことから、音域による 吸音率の大きな差異が生じ、「高音・中音が痩せ、低音だけが残る」ことになってしまいます。

一方、ラスクの場合、50mmといった制限の元では、6mm厚のラスクで44mmの背後空気層が 確保できることで、吸音率は、ほぼ0.3を中心に0.2〜0.4になり、合板に比べれば大きく安定した値になることが分かります。従って、「高音・中音・低音がバランスよく減衰する」ことになります。 ただし、160Hz〜315Hz間の吸音率は、背後空気層の厚みに従ってある程度大きくなりますが、 このことから、より低い周波数を吸音したい場合は背後空気層を少し広くとればよく、より高い周波数 を吸音したい場合は背後空気層を少し狭くとれば良いことになります。一般のリスニングルームで起こる定在波、ブーミングの問題にも対応できることになります。

本格的な吸音処理を施そうとすると、数十cm以上の吸音処理層が必要となり、新築か大規模な建替え時にしか実施 できないと思われます。ラスクを用いれば、今ある部屋の広さをあまり変えないで、お部屋にあった幅広い 吸音処理が可能となります。
また、鋳鉄ラスクを適所に用いますと、吸音特性だけではなく、遮音特性も併せ持っていますので、お部屋から 漏れる音、お部屋に侵入してくる音の対策にも効果を発揮します。

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ラスクボードを使ったリスニングルーム その2

音場の調整前の部屋とラスクを用いて調整をした部屋の違いを右図に示します。

グラフは時間波形の図で、時間経過(横軸)とともに受音点(リスニングポイント)に到達する直接音と 壁や天井からの反射音の音圧(縦軸)を表しています。

直接音が到達したあと、経路差順に、側壁、床、天井、後壁からの反射音が到達します。
調整前では、これらの反射音は直接音にかぶさるように到達しますので、本来、 音源の全ての要素を含んでいる直接音の音色を変え、逆に余計な響きをもたらすことになります。

一方、ラスクによって調整を行いますと、直接音の後には、 、各周波数で一様に減衰されて、音色に変化のない拡散された反射音が到達することになります。このことにより、 きれいな直接音がくっきり聞こえ、反射音が直接音に彩りを与えるような心地よい音場になります。

一般にホールにおける音場では、直接音がいかにきれいにしかもレベルを落とさず聞こえるかが調整のポイント といえます。そのあとに到達する各反射面からの反射音は、直接音と重なることなく、エコーになる ほど遅れることもなく、直接音を補強することと空間の広がりを感じさせることが役目になります。
一般の部屋においては、直接音がくっきり聞こえるために、反射音の音色を変えずにレベルを下げ、しかも拡散された 状態で、リスニングポイントに到達させることが必要だと思われます。ラスクでお試しください。

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ラスクボードの切り方、加工、接着方法

ラスク原板(鋳鉄ラスク、アルミラスクボード)の切削・加工方法および 接着剤について

切削方法について
使用工具:電動丸のこ(木工用)
使用丸のこ:超硬チップソー

注意事項

  • 切削加工時に素材の金属粒子がかなりの速度で飛散しますので、防塵マスク、保護めがね、首巻タオルを着用してください。
  • 鋳鉄ラスクからは黒鉛粉も飛散しますので、内装仕上げの終わった現場での作業は避けてください。
  • アルミラスクを切断すると、チップ付近に薄い膜状にアルミが溶着し、これが成長すると切れ味が悪くなりますので、作業工程に合わせてアルミを優先的に、鋳鉄を適時併用的に切断すると刃物が長持ちします。

通常は切断長300〜500m程度で切れ味が落ちます。


接着剤について
ラスクは接着剤を用いて、下地材等に貼リ付けてください。

接着剤例:

  1. 金属・コンクリート用酢酸ビニル樹脂系接着剤195(セメダイン)
  2. ボンドクイックセット、エポキシ系接着剤(コニシ)
  3. アルダイド(チバガイギー)
  4. その他、コンクリートボンド、エポキシ系接着剤

注意事項
ラスク貼り付け時に「ビス」を用いて仮留めをする場合は、あらかじめラスクに適当な孔を開けた上、「ビス」を下地材等まで通して固定してください。

以 上